神経症の分類

 神経症の症状には、非常に様々なものがあります。
これは、神経症の根本は心理的なとらわれの現象であって、とらわれる対象は、そのときの状況によっていくらでも種類がありうるからです。
そうは言っても、人間にはいくつか不安をいだきやすい領域があり、人の心と不安や恐れには、ある共通項があります。
以下に私の考える神経症の分類をあげますが、これは森田正馬の分類そのままではありません(共通部分はあります)。

【1】身体的な不安を中心とするもの(死の恐怖)
1.不安神経症(発作性神経症、心臓神経症)
2.胃腸神経症
3.疾病恐怖
4.不眠神経症
5.心気症神経症

【2】社会場面での不安を中心とするもの(恥の恐怖)
1.対人恐怖・場面恐怖症
2.会合恐怖症
3.書痙・ふるえ恐怖症
4.会食恐怖症

【3】安全性の欠如の不安を中心とするもの(もしもの恐怖)
1.不潔恐怖症
2.不完全恐怖症
3.縁起恐怖、涜神(とくしん)恐怖、過失恐怖症